メールでの連絡はいただくものの、なかなか都合が合わなくて、会えない方も多いです。
仕事が終わる頃、メールが来ていたのでみてみると、去年の11月からメールをしている人妻さんからメールがきていました。
「今晩は空いてますか?」
他県なのですぐ来れる距離じゃないし、既婚なのに夜に外出して大丈夫なのかと思っていたら、どうも旦那さんとケンカして家出してしまったらしく…
ママ友さんに迷惑かけるのも気が引けるし、もし空いていればと思ってメールをくれたようです。
その日は予定もなかったので、岡山に来てもらえるならということで会うことになりました。
とりあえず食事もまだのようなので、待ち合わせしてから食事をしました。
ハンバーグのデミグラスソースグラタン風とかなんかそんな感じのです。
チーズがとろとろ~♪
肉汁とデミグラスソースとチーズが絡み合い、絶妙はハーモニーが…
美味しい食事をしながら、喧嘩の原因とかこれからどうするかとかいろいろ話しました。
21時も過ぎていて、これから泊まるところを探すのも大変だし、とりあえずアパートに案内しました。
ソファーに座って紅茶を飲みつつ、泣きながら語る彼女の話をしばらくの間うんうんと聞いていました。
ケンカはよくあるって言ってるけど、好きだからこそぶつかってしまうこともあるわけで….
今までも家出未遂が何度かあったようです。
ほんの少しだけ、どちらかに気持ちに余裕があれば、喧嘩にならなかったかもしれない。
旦那さんのこと好きなんだなぁって思いながら、話を聞いていました。
セックスレス気味なのも、なかなか人に相談できることではないし、どうすることもできなくて辛い気持ちが伝わってきました。
泣いている彼女を抱きしめたまま、何も言わずにただ背中や頭を撫で続けました。
勢いで飛び出してきて、ノープランの家出なので着替えもないし上着もないという状況でした。
今の傷心の彼女には、マッサージじゃなくてただ傍に寄り添っていられる相手が必要なだけで、それ以上は気持ちの余裕も準備も出来ないだろうと感じました。
実際、彼女自身もマッサージは望んではいませんでした。
23時ごろまでのんびりと話をしながら考えていて、アパートには布団が一つしかないので、最初は彼女だけ泊まらせて僕は他で寝ようかと思ってました。
話をしてだいぶ気持ちも落ち着いたと思うし、布団で一緒に寝るとお互いに熟睡できないだろうと思って、朝方迎えに来ると言って部屋を出ようとしたところ、彼女がハグをしてと言ってきました。
立ったまま抱きしめると、彼女はまた泣き出しました。
ああ、そうだよね。
悲しくて辛くてたまらないよね。
一人にさせようとして悪かったと思って、狭くても一緒に寝ることにしました。
旦那さんからの連絡はないようで、それがさらにいろいろと複雑な感情が湧き上がってくるのでしょう。
「こんなお客さんいないよね」
「何もしなくても本当にいいの?」
急に会うことになってマッサージも頼まないことを悪いと思ったのか、そう言われたけれど、相手の望まないことをしてもお互いのためにはなりません。
本音はもちろんイチャイチャしたいという気持ちもあったけれど、一番大切なのは今だけでも他に頼れる人のいない彼女の支えになること。
ソフレ(添い寝フレンド)コースも一応あるし、問題は何もありません。
お風呂に交代で入ったあと、バスローブを着て一つの布団で眠りました。
…疲れていたのかいびきをかいていたようで申し訳ない…
翌朝は近くの珈琲館で朝食を一緒に食べました。
彼女の表情にはいくらか明るさが戻っていたような気がしました。
帰ったら話し合ってみると言っていたので、喧嘩腰にならずに上手くお互いの気持ちをわかり合えたらなと祈るばかりです。
家出しないにしても、たまに一人で温泉のあるホテルに泊まってみるとか、家族との距離を一度リセットしてみてのんびり考えてみる時間や、自分を癒してあげる時間も必要なのかもしれませんね。
もし何か辛いことがあったときは、遠慮なくご連絡ください。
家族だからこそ、言いにくいことや、頼れないときもあるでしょう。
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