生きづらい人っていうのは要するに不器用な人なんだと思うのですが、じゃあどうすればいいかと考えても不器用なので分からなかったりします。
最近お客さんとメールしていて、「あ、そうか」と思ったことがあります。
小さい子どもは何も迷いなく、生きづらいなんて思ってないよなぁ〜と。
じゃあなぜ成長すると生きづらくなるのか。
「ペルソナ」という心理学の言葉があります。
自己の外的側面を指す言葉ですが、家族や友人や社会で上手く生きていくために必要な仮面のことです。
理性や常識のようなものと似てますが、例えば誰かと上手く付き合っていくために、「演じるもう一人の自分」です。
・本当は好きじゃなかったり興味がないけど、友人にあわせるための仮面
・親の期待に応えるために、いい子になろうとする仮面
・人に嫌われないように、自分の感情を否定する仮面etc…
1歳の子のように、自分の本能や欲求だけでは周囲と上手く生きていくことは難しいので、外的側面を通して人と接していくことは必要です。
ですが、本来の自分の心や気持ちとは裏腹な仮面を着けてばかりいると、いずれ「本当の自分」がわからなくなってしまいます。
「周囲に自分を合わせる」ことと、「自分を周囲に合わせる」ことは違います。
時には自分に嘘をついた方が、楽なときもあるかもしれません。
そのときは楽かもしれませんが、その仮面は次第に分厚く、重く、剥がれ難くなってしまって、本来の自分を苦しませます。
自分に素直に生きるのは、勇気が必要です。
そんな勇気はないと思うかもしれませんが、仮面の下にはきっとあるはずです。
自分自身で上手く本来の自分を引き出せない場合は、誰かに手を引いてもらえばいいのです。
自分のペルソナは笑顔ですか?
本当は泣きたいのに、無理して笑顔の仮面をつけてませんか?
お会いするとき、何の仮面も必要ありません。
急にそんなことできなくても少しずつでいいし、お会いしている時だけでも、特別な時間として、自分だけの世界を作ってください。
その自分の世界が綺麗である必要も、理想である必要もありません。
「存在」自体に善悪も、良し悪しもありません。
他と比べる必要もないし、意味もありません。
自分をみつけて、真っ直ぐ進みましょう。
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