好きだから嫉妬してしまう。
好きだから相手のことがいろいろ気になってしまう。
好きなのに素直になれない。
好きなのに相手に文句をいってしまう。
良くあることだと思います。
「好き」や「愛」に対する恐れや不安などの想いは、あって当たり前です。
恐れや不安があるからこそ、好きであるとも言えると思います。
相手にしっかりと自分自身が愛されているという信頼があれば、そういった不安なども相手にぶつけたり、相手がしっかりと受け止めてくれるので解消しますが、それが浮気や不倫関係だと信頼関係が難しく、不安や恐れを相手にぶつけるどころか、自分自身で「思ってはいけない」「感じてはいけない」と否定してしまいます。
持って当たり前の感情を否定するということは、その不安などの元になっていた「好き」という気持ちすら否定してしまうことになります。
だから余計に辛いし、「好き」という温かな感情があった場所も自分で否定してしまって、不安や恐れなどの苦しい感情へと「全て置き換わって」しまいます。
不安に支配されてしまった心は、自分が感じていた「好き」や「愛」すら見えなくなってしまい、自分の中にも、相手の中にもどこにも愛情をみつけられなくなってしまいます。
自分自身で「好き」から生まれる様々な感情を認めてあげないと、その好きという気持ちすら相手に上手く伝わりません。
好きも不安も悩みも、相手に伝わらないのです。
そして伝わらなければ伝わらないほど、自分の心も相手の心もわからなくなってしまいます。
そうすると、素直になれなかったり、本当は言いたくないことを言ってしまったりします。
苦しい感情に支配されて自分を見失う前に一度、好きという気持ちも、嫉妬も、不安も「全て自分自身から生まれた大切な感情達」だと思って一つ一つを抱きしめてあげてください。
嫉妬を抱えた自分自身も、本当はもっと相手に大切にしてもらいたいとか、こっちを見てもらいたいとか、ただ素直になれずにいじけている愛すべき自分自身です。
逆の立場で、彼氏や夫がもし自分に少しも嫉妬してくれなかったとしたら、それも寂しいものです。
「好き」と「嫉妬」をセットでちゃんと自分自身にも、そして相手にも伝えて、いろいろな感情をお互いに大事にし合いましょう。
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