「娼年」観てきました。
似たような仕事をしているけれど、残念ながら松坂桃李のようなイケメンではないので、何か仕事に活かせるモノを得られれば!と思ったのですが、少々期待はずれでした。
映画としてはまぁまぁ面白いですけどね。
「松坂桃李のセックスシーンを売る作品」みたいな感じです。
「女なんてつまらない」
「セックスなんて面倒な運動」と言い放つ主人公。
ある一人の女性との出会いが切欠で、女性の持つ欲望や悲しみと向き合いながら、女性の奥深さ、女性の魅力、女性への愛情を持てるように成長していくお話です。
言いたいことはなんとなく分かる…
分かるけど…下手なAV観てる感じでダメでした。笑
他の感想でも多かったように、「手マン激しすぎ」でした。
また、本作の全てのセックスシーンは、事前に画コンテを作成し、それを基にスタンドイン(撮影の準備のために俳優の代理をする人物)によるビデオコンテを作成、さらに松坂ら出演者による入念なリハーサルを実施していた。三浦は性描写について、「ひとつひとつの行為によって、どういう感情が沸き起こり、それを積み重ねることによって、人間と人間の間にどういうコミュニケーションの形が生まれるのか、丁寧に細かく、その解像度を高めて、描いていきました」とこだわりを明かした。
http://realsound.jp/movie/2018/03/post-176181.html
えぇー…
そんなに入念に作ってあれなの…?
感情移入も興奮もしなかった。
むしろギャグかな…?と思った。
特に前半のセックスはただイケメンに欲情するアラサー、アラフォーと、松坂桃李のセックスシーンっていう感じで。激しい動物的なセックス。
10歳で母親と死に別れた悲しさから抜け出せない、女性(母)に対する満たされない思いが、松坂桃李を影のある人物として描いているところに、彼女らは惹かれる部分があるのだろうけど、映画ではあまりその辺りの心理描写がない。
下手に媚びない、普通の人間だからこそNo.1の男娼になれたみたいなことを言ってたけど、同じ男娼仲間にフェラされてイッてしまうなんて、「あれ?普通ってなんだっけ?」と思ってしまいました。
いえいえ、そこが見所なのですが。
どうにも、「母性に溢れた女性たちが、精神的に幼い青年を成長させ奉仕させる」というような、まるで女性に母性を求めているかのようなストーリー。
欲望が~とか言ってるけど、全然生々しさが感じられないのは、やはり女優さんと主人公のやりとりが少ない(ほぼセックス)だからでは…?いや、ある意味生々しいのかもしれないけど…
もちろん、特殊な性癖を持つ女性、セックスレスになり泣いている女性などを彼は救えてはいるだろうし、そんな仕事に徐々に誇りを持てるようになって、女性の為に心から向き合いたいという彼の純粋な心や、優しさがあるのでしょうが、セックスシーン長すぎてそういう心理描写少なすぎない?っていう印象です。
それに加えてガシガシ手マンだし、尺の問題もあるだろうけど手マンまで進むの早すぎでしょ~って思って、そんなんじゃ女性はあんなに感じないし、挿入する準備なんて出来てないでしょう。
あれで気持ちよくなれるのはAVとこの映画だけのフィクションだから、この映画で変な勘違いをしない若者が増えないことを祈るばかりです。
ラストの方はややソフトな感じにはなったものの、下手なAVより観れたものではない何のエロスも感じない映像が流れるのはなんとも言いがたいが、最後の流し目は切なさがあってよかった。
付き合いたい女性の前で、その娘とセックスするなんて立派な変態です。
松坂桃李のケツは綺麗だし、イクときの痙攣の仕方とか上手いな~とは思いました。
ケツがビクンビクン!って。そこだけエロイ。
女優にエロさは全く感じなかったので、監督も松坂桃李の美尻だけを見せたかったのではと思うくらいです。
一番共感したのは、男娼をしていることが友達(女)にバレたとき「汚いよ!」と罵られたときです。
僕が言われているような気がして、ちょっと泣いてしまいました。
そんな風に思わないで欲しいし、利用しているお客さんにとっても傷つく言葉なので。
分かって欲しい、理解して欲しいとは思わないけど、否定はして欲しくない。
自分の生きる世界と違っても、それを否定して欲しくない。
でもこの映画で、少しでも女性用風俗を知る機会になってくれたら嬉しいし、性風俗、女性用風俗に対する偏見が無くなったり、セックス、性に関して一人一人考える切欠になってくれたらと思います。
欲望を解き放て。
予告編はコチラ
わたしも観ましたよー、娼年。
先週観に行きました。
松坂くんをはじめ、この映画に出演されたみなさま、よくこの役やりきったなぁ、と思いましたね、何かもう、観るほうも呆気に取られるシーン、演じるほうはもっと強烈だったろうに。。
同僚?の男の人の指を折るシーンは怖すぎて直視できませんでしたが、西岡徳馬さんのシーンは、これをこの人に演らせるんだ!!という衝撃とともに、ジワジワと込み上げてくる笑いがありました(笑)
しかしあの手マンの描写、、あれはないなぁ、、わたしもかなり思いました(;^ω^)
登場する女性のように、本当の願望を素直に出せない女性はこの日常のなかにたくさんいるんだろうなぁ、、女性が素直に自分を出せて、そんな女性をまるごと受け止められるような男性も増えて、地球上にもっともっと、幸せな男女が増えますよね。
個人的には技術的なテクニックよりも心理的に寄り添う要素を丁寧に描いてほしかったです。。
という、わたしなりの感想でした。
コメントありがとうございます。
指を折るところが一番ドキドキしましたね!
興奮するドキドキじゃないですけど笑
車椅子のシーンのところ、顔をアップにして3人の表情を次々と映していく演出がもうナニコレって感じでした笑
でもあればあのくらいバカになってやった方がいいってことなんでしょうね。きっと…
自分の願望に気がついていればまだいいですが、それにすら気がついていなくて苦しんでいる人もいるでしょうし、自分より彼氏や旦那のことばかり考えてしまっている女性も多いです。
もっと我儘でいいから、自分を大切にすること、男性に期待しすぎないことも必要です。
自分を一番大切に出来るのは、自分以外にはいないので、自分の欲望っていうのは自分でどうにかするしか(劇中のようにお金を払ってでも自分にとって必要なことをしていく)ないんだと思います。
受け止められない男性も、素直に出せない女性も、どっちももっと自分に出来ることと出来ないこと、相手に出来ることと出来ないことを知って歩み寄らないと、セックスでお互いに必要なことも上手く伝えられない。
恋愛感情と性欲を一緒くたにして考えて、自分の気持ちと欲望の世界を閉ざしてしまうのも問題ですね。
「自分が何をしたいか」を探すために、女性用風俗が役に立つのかもしれません。
ガシマンせずに精神的に寄り添っていきます!笑